今回の騒動に関する記事
参考までに
ソース
http://media.daum.net/entertain/series/expert/view?newsid=20120801165204535&sid=109979
– ティアラのキム·グァンス代表はこれでも芸能界の大物なのだろうか
キム·グァンスというマネージャーあるいは製作者がいます。
1985年にロードマネージャーとして業界に足を踏み入れた後、90年代にはすでにミダスの手と呼ばれ歌手だけでなく、俳優マネージメントでも大成功を収めました。
チョ·ソンモを通じて頂点に立ち、2000年代に入ってもSGワナビーなどで大ヒット行進は継続して行きました。
底辺から始まって最高のマネージャーの席に上がった立志伝的な人物で、自分だけの方法と経営手腕で芸能界の大物に成長しました。
彼にはスターはいつでも作ることができるという自信があります。
あるインタビューで芸能人にはトレンドがあり、スマートフォンでもトレンドが経てば、新しいものを買うように芸能人もそういう意味では消耗品だとまで言いました。
そのためか、彼は昔から新人を発掘してスターにするという面では鬼才でしたが、製作者と所属芸能人との間で継続的な関係を結ぶという面で見た場合はまったく才能がありません。
新人発掘と彼のもう一つの技術は、様々なメディアを適材適所に用いて事案を極大化させる戦略です。
お金になる、つまりトレンドをリードできる問題であれば、所属アーティストの未来よりも優先しています。
『入営列車の中で』という曲をヒットさせるために、当代最高の新人バラード歌手だったキム·ミンウが本当に頭を丸めて入営列車に乗せて送った逸話が代表的な例です。
除隊後きちんとしたケアを受けていないキム·ミンウは寂しく歌謡界から消えてしまいました。
ところが商品を作ってみるとその商品にトラブルが起こる場合があります。チョ·ソンモ、See Yaのナム·ギュリもそうでしたが今のティアラのファヨンもこのような場合にあてはまります。
一般的にはケアが優先ですがが、キム·グァンス代表はそれらを修正することよりも新しい商品を作るほうが早いと思っているようです。
まるでファーストファッションブランドのようにさっさと作って、短い期間内にできるだけ多く露出して、次の商品にさっさと移ってしまうのが彼の成功法のようです。
また、既存の商品の整理とメディアコントロールに関しても鬼才らしく最大の危機管理能力を見せてくれました。
今現在も、書き込むのが恐ろしいほどにずっと新しい記事を噴き出しては局面の転換を期しています。
ここで悲劇の幕が開きます。
この悲劇は、感覚の謙虚さを失ったことから始まりました。
キム代表は誰よりもトレンドをよく読んで危機管理が上手だという自評がありますが残念ながら、その本人が現在会社のすべてでもあるティアラを危険にさらしました。
実際には、グループ内の確執は避けられません。
学校も、会社も、家族も不和を体験しますが、まして友達同士で手を結んだわけでもなく会社から強制的に作られた利益集団に問題がないわけがありません。
さらに、幼いころから綺麗だという声だけを聞いてきた人たちが一堂に集まった状況。
アベンジャーズのメンバー間でも葛藤や序列があるものです。
問題はティアラのいじめ事件は、芸能界のゴシップから出発して社会問題に発火させたのがキム代表による危機管理のロードマップの結果ということです。
不和ではなく、『いじめ』つまりいじめは最近敏感に台頭している最も深刻な社会問題です。
ティアラのメンバーたちにおいては少なくともその時点でファヨンと他のメンバー間の仲が良くないことは確かでした。
これには証拠資料や状況を裏付けるデータがインターネットに流れ始めましたし、人々はこれに対する解明を望みました。(証拠資料といってもそれら全てに信憑性があるわけではありません)
しかし、オリンピックにも負けない国民的な問題でしたのでキム代表がそのまま見逃すわけがありませんでした。
彼は素早い対応ではなく、重大発表を予告して問題をさらに大きくしました。
そのおかげというべきか分かりませんが、その前後でティアラはメンバーの名前はもちろん、所属会社名と代表まで知らない人がいない国民のグループにまでなりました。
さらに、どの家のお父さんも、放映が終了してしばらく経った『近肖古王』のヨジン姫がティアラのメンバーだったことを知ることになったほどです。(キュリが出演していました)
キム代表のロードマップは、ここまでは成功でした。
そして、この一回の成功がその後の困難へと繋がっていきます。
人々は解明を望みました。
しかし、結果はいじめの被害者とされていたファヨンの退出。
理由は、いじめの事件とは無関係にファヨンが傍若無人の悪い子だったというもの。
それでも、既存のメンバーたちが、そんな彼女をかばったが苦労してきたスタッフたちのために放出するというものでした。
これにファヨンがツイッターで反論をしようものなら末っ子に加え、存在感もないくせに薄給と劣悪な勤務環境の中で大変な思いをしている会社スタッフに対してトップスターのように振舞っておいて被害者のふりをしていると発表しました。
生放送への出演を拒否して大衆との約束を破ったので退出させたというものです。
ところがこれに関しては論理的な因果関係が成立していません。
まず、ファヨンが実際にトップスター病にかかっていようがティアラのメンバー全員がトップスターの病気にかかっていようがコアエンターテインメント程度の小規模な会社では従業員の福祉は完全に社長の意志に左右される問題です。
そして25日のツイート議論がなかったとしても27日の生放送の舞台を拒否したことを理由に追い出されたのだろうかという新たな疑問が生じます。
人々が心配している部分は、彼女達がどのような争いをしたのかではなく、ファヨンがいじめを本当に受けているのかどうかです。
ところが、この疑問とは全くかけ離れた理由とその結果としてファヨンが脱退しました。
少なくとも確執があり追い出したと見る方が率直でした。
その後、芸能ゴシップでそれらを処理してしまうことも問題でした。
事実関係は当事者でなければ、誰にも把握できないからです
ところがその後、キム代表の方から資料を持っていってこぞって報道をさせている芸能記事は反感を増幅させました。
絶対な契約上の甲乙関係に加えて、芸能界の大物が今しがた20歳になった所属芸能人を見世物にすることはかえっていじめ説の心証を固めることを超えて弱者への過酷な暴力と受け入れられるでしょう。
これはまさに時代の感情、メディアプラットフォームの変化、すなわちトレンドを読めない時代感覚の問題です。
キム代表は、まだこの事件が社会的問題だと認識していないようです。
そして、自分が成功してきた(芸能関連)メディア管理戦略が優れているとまだ信じているようです。
しかし、見落とされたのが、その戦略が確立されているのはエヴァンウィリアムズ、ジョブズCEOは、ザッカーバーグの場合、ビジネスをきちんとしているからです。
一部では、女性アイドルグループのメンバー間の不和に関して大げさだという人もいます。
また陰謀論を提起する場合もあります。
しかし、多くの人々が関心を持つのはみんなが軽いゴシップ好きだからではなく、この場合には我が国の社会の残酷な暗い断面が露呈しているからです。
TVの前で仲良くニコニコしているアイドルがいじめ事件の加害者と被害者という疑惑も衝撃的ですが、学校暴力において被害者が転校して行かなければならなくなり加害者の方はむしろ過ごしやすい環境になっているという社会の不条理がそのまま再現されているために怒りを表しているのです。
特にティアラのいじめ疑惑事件は感情移入しやすいです。
善悪の区別が弱者と強者という枠組みに分けられ、政治的事案のような知識が必要なわけでもなく、利害関係での負担がないので現実では傍観者で生きてきた自己恥辱感や果たせなかった正義感をこの事件に吐き出すことができます。
特に10代の若者や保護者にとってこの事件は直接感情に迫ってきます
ここで押しだされてしまったら、日常はもっと残酷になるだろうという不安感が存在するからです。
しかも被害者に名をあげたファヨンは清楚で素朴です。
この事件を芸能界の問題にだけ限定すればキム·グァンス代表のロードマップになぜ根本的な問題があるのかを知ることができます。
すなわち芸能商品はイメージではなく、ストーリーが込められたコンテンツです。
これに対する理解が絶対的に不足しているキム代表は、今回のような事件が勃発したときにファヨンを放出すれば今の商品がそのまま保持されると思っていました。
しかし今日の大衆は、イメージよりも感情を刺激するストーリーがほしいと思っています。
アイドルもショーではなく芸能に出てきてこそ更に栄えるのはこういった理由からです。
また、ただストーリーを臨むのではなくファンが積極的に介入して一緒にストーリーを作っていくことを望んでいます。
オーディション番組などは何の理由もなく流行っているのではありません。
最近は商品をたくさん作ってたくさん露出させていって、次の商品を作成すればいいという時代ではありません
一つの商品にどのようなストーリーを加えてどのように育てていくかが重要な時代になっているのです。
ファンと一緒に成長していくストーリーが必要です。
ところでティアラの場合は上手くいっていたのに何の理由もなくメンバーを増やし、また競争体制を稼動させるとしました。
ファンたちと疎通しなければならないこの時代に、ファミリーシップが重要であるトレンドとはあまりにもかけ離れた選択です。
キム·グァンス代表のコアコンテンツメディアと歌謡界3大企画会社との大きな違いは、まさにこのような特定のファミリーシップがないということです。
これは、伝統がないこと示しています。
つまり、システムの不在であり、芸能コンテンツを企画者の基本的な考え方に起因する問題です。
実際には詳しく言うまでもなくこの事件は、大人らしくない大人に対する国民的な反感でもあります。
ファンたちと疎通するストーリーが重要な状況で目に見えて予測されるアイドルのメンバー間の葛藤を仲裁していなかった管理システムの欠如は、自分の所属芸能人を商品のみとして見ている近視眼的視点から出たとしか考えられません。
今しがた20歳前後になった子供たちを過酷な競争関係に投げておいて、日常、葛藤、未来、人生などは気にもせずに殺人的なスケジュールで運転してきた大人たちの過ちです。
アイドルは会社にとってはキャッシュを生み出す商品ですが、本人には一日一日が人生です。
メンバー間の不和と多数による暴力であるいじめは質的に異なる問題です。
そしてこれを解決すべき大人たちがこの問題の前で選んだ暴力的な選択が人々の反感をよんでいるのでしょう。
これがティアラ、ファヨンに人々が感情移入している理由です。
キム代表は言論プレーをするのではなく、大人らしく子供たちの葛藤と傷を世話する為の危機管理ロードマップを立てるべきだったのです。
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この記事は、客観的で的確に現在の状況を分析していますね。
私が疑問に思っていること、おかしいと感じていることが、この記事に書かれています。
で、問題は、今後、T-ARAとファヨンがより良い方向に進んで行けるには、ファンである私たちがどうすればよいのかということですね。
私もこの記事には頷ける点が多いです。
少なくともここまで大騒ぎにしてしまった原因は、キム・グァンス社長によるところが大きいです。
そして結果としてファヨンを含むT-ARAメンバーたちが、その代償を払わなければならないという、最悪の結果につながってしまいました。
私たちにできることは、今まで以上に彼女たちを愛し続けることなのでしょう。
この社長の考え方に不信感を持つ人も多いでしょう。
自分はあのリーダーをコロコロ変えるやり方は納得できません。
現リーダーはソヨンですが、本来リーダーが今回のようなトラブルのときはメンバーの真ん中でたって、みんなをまとめていこうとするものだとおもうのですが、それができていません。
社長の考え方だと、リーダーになれば責任感もつくかららしいのですが、今のソヨンに責任感のある行動ができたのか疑問です。
この記事は私が言いたいと思っていたことをズバリ書いてくれているだけでなく、問題点を丁寧に分析してくれていて、本当に勉強になりました。特に
ファミリーシップを大切にするのが今のトレンドであること、ファンと一緒にストーリーを作り上げていくことが重要であるという指摘には感心しました。去年のKARA騒動のこと、「トガニ」の事件、日本の芸能界のことや学校のいじめの問題のことなども考えてしまいました。ただ騒いでいるだけの人もたくさんいますが、こうやってちゃんと考えて発言してくれる人がいる
ことで励まされたような気がします。