ゴールデンディスク賞に関する韓国サイトの考察記事です。直接T-ARAが関係しているわけではありませんが、非常に興味深かったので。

 

ちなみに大阪で行われた「ゴールデンディスクアワード」ですが、楽天で利用している「韓国商品館」から再三チケットの宣伝メールが来て、「もしかして人集まってないんかな・・・」と心配していましたが、案の定ガラガラだったようですね(^^;

 

K-POPは大好きですが、今回のこの授賞式に関しては少し疑問が多かったです。

この結果を機に少し意識を改めて欲しいなと感じました。

 

ソース

http://delaytimes.tistory.com/470

 


 

20余年の伝統を誇っていた授賞式が凄惨に破壊されていることを、本当に最近になって初めて知った。

 

韓流、それが一体なぜこのように歌謡市場を歪曲させるのか、本当に情けないという言葉しか出てこなかった。

大韓民国でそれでも音楽関係の授賞式では、最も権威があるとの評価を受けていたゴールデンディスクが26回目を迎えた今回の授賞式で、もう壊れるところがない位に墜落しきった姿を披露してくれた。

 

授賞式に関してかなり前からこういった話が多かった今回のゴールデンディスクではあるが、それでもここまで最悪の姿を見せると予想することはなかった。

 

まあ実際にはある程度の予想はしていたが、それでもそれなりの歴史と伝統のある授賞式がまさかといった驚きの部分が大きい。

 

一応確かなことを言っておくとするなら今回のゴールデンディスク授賞式は、まさにSMの体面を生かすという目的で行われた韓流を売りとばす行為であると評価をしたいと思う

今回の授賞式の結果からすれば、もはやゴールデンディスクは授賞式というものではなくSM中心の韓流コンサートだと理解したほうが適当だろう。

 

 

まず授賞式を大阪で行うことからおかしかった。日本ではない国内での活動を評価する授賞式なのに、なぜ日本に行くのかまったく理解できなかった

 

2011年になり、K – POPブームで、歌謡界は韓流を導いたし、その中心が日本であるため、ある程度理解はできる。

 

しかし、基本的にゴールデンディスクは海外での活動を評価するものではなく、韓国内での結果を元に受賞をするのが伝統であり、その部分では権威があったのだが、主催側は、今回本当にこの部分を禁じるかのように捨ててしまった。

 

もちろん、理解できる。韓国で開催をすると、利益が軽薄なためだ。

あれこれ参加する芸能人に会う機会が多い韓国のファンにとってはこういった授賞式にまで参加しようとはしない。

 

しかし、日本は事情が違う。韓国に比べて見る機会が少ない状況で、彼らが好きな韓国のアイドルが、それこそ総合ギフトセットに入って来日する状況ならば、日本人は喜んで自分の財布を開けると考えることができる

 

主催側も企業だから、ある程度の計算をしなければならないためこの程度の話であれば何百歩も譲って理解することはできる。

ところが奇妙だったのは、授賞式を2日にかけて行ったことだ。

授賞式を二日にわけて行った理由はあまりにも単純で、ただ入場券を余計に買わせてより多く利益を得ようと考えていたのだ。

 

(上:アルバム候補 下:音源候補)

 

そして、それこそ授賞式が最悪になってしまったのはアルバムの部分と音源部分の両方に一定のチケットパワー持たせようとするあまりそこで日程をわけてしまったことだ

 

少女時代が音源大賞を受ける瞬間は笑うことしかできなかった。

レコードの部分に入るのが当たり前の少女時代が音源部分的の候補者となって、そこのターゲットまでを占めてしまったのは、本当にゴールデンディスクがもはや何の意味がないということを証明してくれた

 

まあ、この部分は、候補として出でていたから予想はしていたが、それでもここまで最悪の結果を見せてくれるものだとは夢にも想像できなかった。

 

簡単に説明をしようとすると純粋に音源のみを考えであれば、少女時代の「ザ・ボーイズ」のような場合、候補曲の中では決して1位になることができる状況ではなかった

 

2011年に最も人気のあった曲であるロリーポリーのような場合、以前にティアラが不参加を宣言したので最初から候補にも存在していないが、それでも今年の音源で良い成績を見せた2NE1とアイユ等も候補に上がっていた。

 

ところが、アイユと2NE1は、不参加だったので何の受賞もできなかったがそれでもまだSecretやシスターが音源の部分で、少女時代より2011年にはさらに良かったという事実は、ゴールデンディスク賞の権威を完全になくしてしまった。

 

まあ、こういう部分は、各種音源サイトで提供される年間チャートを見ても簡単に知ることができるだろう。

 

 

それでも少女時代が2011年に成績が良くなかったわけではない。

とても良い成績を出したのだが、それは、残念ながら音源部分ではなく、アルバムの部分だった。

 

実は2011年には少女時代は、単一のアルバムで最も多くの販売数を記録した。

ところが、ここでまた面白いのが、スーパージュニアがアルバム大賞をもらったことだ

もちろん、今年のスーパージュニアは、ミスターシンプルとそのリパッケージを通して最も多くの販売を上げているのだが、これは見方を変えれば近道ともいえる。

 

シングルアルバムだけなら1位は少女時代であり2位はスーパージュニアだった状況だ。

もし一年を通して発表したアルバムとするならば1位はスーパージュニア、2位は少女時代という状況だったが、主催側はこのような状況で、少女時代をアルバム候補ではなく音源候補に入れるという最悪の一手を置いたのだ

 

授賞式に参加した歌手たちの中で一番大きなネームバリューを持つこの二つのグループを配慮するしかない状況ではあったが、これではまさに国民を欺瞞していると言うほかない

 

大賞というタイトルに最も集中している一般的傾向を考えれば、アルバムの部分に関してはもらうべき歌手が受賞したと思えるが音源部分の結果を見て納得をした人は果たして一人でもいるのだろうかと思った

 

 
ここまで来ればティアラが不参加宣言をして、最初から候補から除外されたことは良い選択ではなかっただろうか

もしティアラが授賞式に参加していたら状況が変わったのだろうか?決してないと思う

 

そもそも今回のゴールデンディスクのような場合は、アルバムにはスーパージュニア、音源は少女時代とはじめから決まった状態で進行されたと見てもかまわないだろう。

 

そのために授賞式を二日にわたって進行して候補の部分を調整することが可能だったのだ。

確かにスーパージュニアと少女時代が2011年にK – POP熱風を主導したということは理解できる。

また、海外で行われただけに、韓流における海外での活動を評価にいれないわけにはいかないという部分も理解することはできる。

 

しかし、今回の授賞式を介して確実になったのがSMが主導する現在の韓流というのは、韓国歌謡界にとってはなんらの助けにもならないということである

韓国歌謡界の構造を完全に歪曲させてしまう姿は、見ていて歯がゆい気持ちである。

いっそこのようなことをするのであれば、韓流賞を作って受賞させればいいだろう

本当に今回の少女時代の音源大賞は、受けること自体が、恥ずかしい結果だったといえる。

キム・ゴンモに次いで3年連​​続で大賞を受賞した少女時代だが、キム・ゴンモとの比較を行うことができない理由は、その過程があまりにも違うからだ。

 

イメージとネームバリューのために対象を受賞することになったが、果たしてこのような結果にに、少女時代は心から喜ぶことができるのかどうか気になる

 

事実少女時代も被害者だといえるだろう

主催者側の金儲けの手段となってしまった姿は痛ましい。

今は完全に権威を失った賞だが、多分来年にもゴールデンディスクは開かれるだろう。

その時も今回のような有様になってしまうのではないかと予想することができる。

 

SMの影響力のためか、2011年には、かなり良いアルバム販売を見せたJYJは、候補にすら入っておらず通称3大企画会社の他の企画会社では、MissAを除けば何の賞も受賞できなかった珍しい風景を見ることもできた。

 

単純に不参加の問題ではない気がするというのが私の考えだが、結局、今回のゴールデンディスク授賞式は、韓流グループの頂点を決めてはいるが最悪の授賞式だったと思う。

是非今後はこのような姿を見せないことを願いつつこの文を終える。

 


 


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