T-araだけが持つ魅力や日本デビュー成功の要因についてです。
日本では2011年の9月にシングル「Bo Beep Bo Beep」の日本語版をリリースし、各種音楽ランキングで首位を獲得したT-ara。
可愛らしいルックスに猫の手を上下される「猫ダンス」が大ヒットしました。この曲がきっかけでT-araやK-POPに興味をもち、今この記事を読んでいる人もいるかもしれません。
韓国ではアイドルといえど求められるレベルは非常に高く、最低2年以上は厳しいレッスンに費やしている為、実力が非常に高いのが特徴です。
そのため韓国では現在日本で活躍している「少女時代」や「2NE1」をはじめ数々の強豪グループがいます。
「少女時代」は韓国最大手の芸能事務所「SMエンターテイメント」、「2NE1」は韓国4大事務所の一つ「YGエンターテイメント」に所属しています。
そしてT-araはというと、「コア・コンテンツ・メディア」といわれるマイナー事務所所属です。
しかし、T-araは韓国では既にヒット曲を何曲も生み出して成功を収めており、
大手芸能事務所の所属歌手に一歩も引けをとらない活躍をしています。
そこでT-araの魅力・日本での成功の要因について考えてみました。
●T-ara独自の魅力
1.個性的な可愛さ。
2.独特の振り付け・衣装・ダンスによる他グループとの差別化
1.韓国のアイドル達は全員が同じような顔に見えて覚える時に苦労するといった経験はK-POPが好きな人にはよくあることだと思います。
その点T-araに関しては個性的な顔が多いので「愛」があれば覚えるのにそんなに苦労しません。
特に「T-araの2トップ」といわれている「ウンジョン」や「ジヨン」は他のアイドルグループにはない顔です。
そして、特徴があるというのはそれだけ「印象に残りやすい」ということです。
私の場合は「Bo Beep Bo Bee」での「ジヨン」の顔が印象に残り、調べたのがきっかけでした。
そして、その容姿に合わせて次で紹介する独特の衣装や振り付けが更に彼女達の可愛さを引き立てています。
韓国でも全体の容姿は女性アイドルグループの中でもトップクラスといわれており、韓国で流行っているメンバー全員の顔を合成する「平均顔」という手法でもT-ARAは高い評価を受けています。
(MR除去動画といい韓国ならではですね・・・)
2.T-araは「Bo Beep Bo Beep」以降、独特の衣装や特徴的な振り付けによる他グループとの徹底した差別化を図りました。
「ya ya ya」ではネイティブアメリカンの衣装にインディアンをイメージした振り付け、そして「Roly Poly」では70~80年代のディスコ風の衣装にディスコダンスをイメージした振り付けを合わせてヒットさせました。
このようにT-araは曲ごとに他グループでは思いもよらない衣装を着こなし、それに合わせたダンスを組み合わせて見事に自分達のものにしています。
この差別化こそが、T-araの最大の「武器」であると同時に最大の「魅力」なのです。
●日本での成功の要因
現在様々なK-POPアイドルグループが日本に進出しています。中には1年以上前から日本で地道な活動を続けているアイドルもいます。
そんな中、T-araはデビューしてからわずかな期間であっさりと1位を獲得、最高のスタートを切りました。
T-araがここまで簡単に日本デビューを成功させた要因は
日本用にシングルをリリースするのではなく、自分達の曲を使い、上記の魅力を素直に表現した事だと思います。
中には日本デビューの際、日本用のシングルを出し進出したアイドルもいますが、曲だけでなく慣れない日本語などから本国での魅力を発揮するのは難しい、というのが私の考えです。
そんな中、無理に日本用のシングルを出すことなく、自分達の曲で魅力を発揮することを選んだT-araの戦略は大成功だったと言えます。
「ya ya ya」の日本語Verに続き3rdシングルは韓国で2011年の音源チャートを掌握した「RolyPoly」の日本語Verがリリースされています。
韓国では「Cry Cry」や同じ事務所所属のDAVICHIという女性ボーカルデュオと歌ったデジタルシングル「私たち愛し合っていたのに」、そして2012年一月に発表した「LoveyDovey」のどれもが大ヒットを飛ばし、韓国No.1ガールズグループといわれ日本でも知名度の高い「少女時代」に迫る勢いを見せてくれています。
T-ARAにはこれからも他のグループには真似の出来ない独自の路線を貫いて、韓国・日本の両方で活躍してほしいです。
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